君、依存



 私はもう
 珪が居なくちゃ
 生きていけなかった

 龍から抜け出した…なんて
 私は珪にまた依存してる

 でも
 幸せだった
 それが本気の愛なら尚更
 依存していたい

 妊娠のことは珪はまだ知らない

 親には全て話した
 子供はもう堕ろせない位
 大きくなってて…
 私は産むことに決めた

 珪ならきっとわかってくれる


 そう信じて。



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