君、依存
(03)弄
「…ん」
目を開けると
眩しい光がさし込んでいた
起き上がって
ベッドに座ったまま
考え込む
昨日の龍はおかしかった
あんな態度を見たのは
初めてだったかもしれない
強引な押し付けるみたいな
あのキスも……。
「龍………」
気が付くと付き合って
半年以上たっていた
いつも呼ぶ名前も
すきなものも
私服も部屋も
体温さえ全て
龍のことなら
何でも知っていた
けど
本当はそうじゃないのかな…
ため息をついて
ベッドをおりた