君、依存
無愛想な表情で
返事をする時間もなく
歩きだした後をついていく
だいぶ歩いて学校に着き
裏庭に連れていかれる
人気が少ない。
「…あのさ」
「何……?」
冷たい瞳
睨まれている
「龍と別れてくれない?」
何となく予想はできてた
「…嫌。」
「アンタ知らないかもだけど
龍ね、浮気してんの
遊びだったんじゃない?
アンタより私の方のが
龍は本気で好きらしいし」
「遊びなんかじゃ…」
「遊びじゃなきゃ
浮気なんかしないでしょ」
龍は本当に浮気してたの…?