君、依存



 膝におちている珪の手を
 ぎゅっと握った

 珪は私の手を握り返す

 震えが、止まらない

 「落ち着け。何があった」

 「しらばっくれんじゃねぇよ」

 龍は落ち着かないみたいで
 息切れしている

 「……………」

 「那香と…連絡取れない
 最近やけに仲良いしな
 お前が何かやったんだろ」

 「俺は何もしてない」

 龍は珪に突っ掛かったのか
 珪の襟が龍に掴まれている
 
 やばい…



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