君、依存



 「はい。じゃあ…
 テスト採点頑張って下さいね」

 「ええ、槇原先生も」

 槇原先生はじゃあ、と言い
 嬉しそうに去って行った

 私の腕を掴んでいた手は
 いつのまにか離れていた

 「……………………」

 「……………………」

 少しの沈黙

 「…珪、槇原先生と
 結婚しないの?」

 「…!?…っ…げほっ」

 珪はいきなりむせ返る



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