Love Tone

「「ただいまぁ~☆」」

短いようで長かった…


「おかえりなさい。奈紅、萌恋」

にこっとほほ笑みながらでてきたのは母である瀬戸星晴己。


元女優のおばあちゃんとハリウッドスターでオーストラリア人のおじいちゃんのもとに生まれた超美人でとってもかわいい。

髪も金髪。

やさしくてあたしの憧れの人。


ママと違って

あたしたちは茶髪。

なんでなんだろう?


「二人とも、純ちゃん来てるわよ。」

「マジ?やった~純ちゃーん!」

「おかえりなさい☆萌恋姉、奈紅姉」

純ちゃんというのは

奏ちゃんの妹で1コ下。

とってもかわいくて、奏ちゃんと違って頭もいいの!

中等部のトップなんだ。

「純ちゃん、ひさしぶり。背伸びた?」

「あ、お母さん、お父様は?」

あたしはママって呼ぶけど、

奈紅はお母さんなんだよね~

まぁ、いいか。

「お父様は今日はおそくなるそうよ。仕事もたいへんそうだから、しょうがないわね。」

ちなみにお父様は星桜財閥を運営している。


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