殺し屋:黒兎

「葵だぁ!何してんの?」

「それはこっちの台詞よ。こんな大通りで盛大な兄弟喧嘩なんかして。」

「玲がね、我儘で自己中で困ってるの。」

「俺のせいかっ!?」

「当たり前。」


どうやら、どのカフェに入るのかで揉めたらしい。


「で、優輝はなにしてんだ?」

「私?私は…暇だったから。」

「ふぅん。じゃあ恋達とお茶する?」

「…大丈夫よ。」


Dollに早く行かないと行けないし。


そんな暇はないもの。

< 107 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop