殺し屋:黒兎

微笑みながら汐音は言う。


…なんか…誰かに似てる…??


「私の命は貴女を捕まえること。戦う気なんてないから、安心してね?」

「…安心、ね…。」


しばらく歩かされて、ある階段の前で止まった。


「この地下が、牢よ。大丈夫、また誰も入ったことなんてないから…綺麗よ。」


…牢…。


こんな場所に行くなんて…。


「…まっぴらだわ。」

「…え?なにか言って…、」


足に力を入れる。

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