殺し屋:黒兎

「恋たちの大切なもの……?」

「俺らの大切なものって、なんだ……?」

「うふふ……。あるでしょう……?アタシは、人の大切なものがだぁいすきなのよぅ……。」


クスクス、と妖艶に笑い続ける唯。


自分の大切なものを探す恋と玲。


「例えば、恋ちゃんのだぁいすきなお母さまの形見とかぁ……。」

「………!」

「玲くんの尊敬するお父さまの遺品とかねぇ……?」

「……それは……!」



幼い頃に恋と玲は親を亡くした。

< 191 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop