殺し屋:黒兎

「人は常に変わり続けているんだよ。だって……今まで泣いたことのない唯が泣いてるじゃない。」

「………ふふ。ありがとうねぇ……恋ちゃん……。」


唯は微笑んだ。


涙を零しながら。


「いいわぁ…この依頼、お受けいたします……。」

「ありがとう!」


笑顔で恋と玲は唯に形見を差し出した。


しかしそれに、唯は首を振った。


「……報酬には、貴方達の一番大切なモノをもらっていきます。」

「だから、コレ……」

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