殺し屋:黒兎

そしてメールを開く。


そこには、唯の精一杯の気持ちが詰まっていた。


『恋ちゃん、玲くんへ

 依頼は完了
 大切なモノも頂きました


 P,S
 貴方達のこと、大好きよ
 ありがとう』


たったそれだけの短い文だったけれど。


唯の気持ちは伝わった。


恋と玲は、今日何度目かも分からない笑顔で


しばらく携帯の画面を見つめていた。



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