殺し屋:黒兎

ギィ……


部屋の扉を開く。


相変わらず、部屋は暗い……。


「ん、あった。玲、あれだ。」


唯の部屋に、恋と玲はいた。


刀をもらうために。


「……よし。すぐに行こう、地下牢へ。」

「うん……!待っててね、葵……。」


まだ、気づかれていない。


いや、汐音は気づいている。

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