殺し屋:黒兎

「私は自分から望んで殺し屋になりました。」


親がいなくて、施設で暮らしていた私。


その施設はとても厳しく、職員は児童に暴行をいつも加えていた。


遊里さんは、その地獄のような施設から私を引き取ってくれた恩人。


恩返しをしたくて、自ら殺し屋になった。


「私の存在理由は殺し屋ということ。辞めないし、辞めるつもりもありません。」

「…ありがとう、葵。でも葵はすごかったよね!身体能力が抜群で。すぐに日本で一番の殺し屋になった。」


日本で一番の殺し屋は、黒兎。


でも世界で一番の殺し屋は、No,という殺し屋。

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