殺し屋:黒兎
警察が、私に…?
やっぱり私、捕まっちゃうのかな…。
「他の人はここで待っていて下さい。」
騒ぐ生徒たちを先生が宥めて、私は先生と一緒に職員室へと向かった。
「あの…安藤さんをお連れしました。」
「…ありがとうございます。初めまして、捜査一課の山岸と申します。今回の事件を担当しています。」
職員室の一番奥…応接室のようなつくりの一部に、大柄な男の人が座っていた。
「安藤由菜です…。」
「早速なんですが…。最近堀内さんが誰かに狙われているとかありませんでしたかな?」
「…いいえ、何も言っていませんでした…。」
それから、そんな質問がずっと続けられた…。