殺し屋:黒兎
「由菜さん…。突然で申し訳ないんですが、由菜さんは圭斗が浮気していたと勘違いしています。」
は・・・?
この人はいきなり何を言うの…。
「だって…私は見たわ…。その女の人とお店に入っていくのを…!あ、アクセサリーのお店なんて、女友達とは絶対に行かないわ…!」
「私は平太の彼女です…。圭斗と一緒に買い物に行ったのは、あなたの誕生日プレゼントを選んでくれと言われたからです。」
…私の…誕生日…?
……そうだわ、圭斗死を知った日は私の誕生日…。
「女がどんな物を喜ぶのか分からないって照れくさそうに頼んできて…。ああ、圭斗は彼女が大好きなんだなって感じました。」