【完】笑顔
『終わったー!』
瑞姫が行ってから、数十分後終わった俺。
瑞姫遅いな。
俺はそんなことを思いながら職員室へ向かった。
廊下を歩いていたら角で瑞姫にバッタリ会った。
「あ、終わったの??」
『おう。てか、遅かったな。』
「担任に雑用させられてた〜。」
『マジ?お疲れ。』
「校門前で待ってるね??」
『分った。すぐ行くな。』
ガチャッ
『失礼しまーす。』
「あ、こっちよー。」
先生が俺を手招きする。
『これ終わりましたー。』
「お疲れ様。」
『いえ、じゃー帰ります。』
「ちょい待ち〜!」
『なんすか??』
「こ〜れ!全学年の全クラスの教卓においといて」
『俺がっすか??』
「お願いね!」
『…はい。失礼しました。』
くそーッ!
瑞姫が待ってるのに!
俺は瑞姫にメールした。
【ワリぃ。ちょっと遅れる。】
♪〜♪〜
【分ったよ。待ってる★】
俺は小走りでプリントをおきに行った。


なぁ瑞姫?
この時…俺が断っていたら…。もっと急いでいたら…
瑞姫は…あんなめに合わなかったのかな?

瑞姫…ごめんな。

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