【完】笑顔
「ゅ、結城!」
「なに?」
「ちょ、ちょっといい…かな?」
「?うん。瑞姫ちょっとゴメンネ。」
「行ってらっしゃい。」
あたしは池内クンのあとについていった。

「好きなんだ。」
「ッ!?」
初めて告白されてしどろもどろ。
「ありがとう。池内クンの気持ち凄くうれしい。でも、ごめんなさい。あたし…好きな人がいるから。」
「そっか。なんとなく分ってた。結城、最近ドンドン可愛くなってくし、好きなやつのためなんだなって思ってたから。ずっと結城のこと見てきたし。頑張れよ?」
「ありがとう。」

こんなあたしを好きになってくれてありがとう。

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