パスルピース
「えぇ~、、、」

「早く言いなさいよ」

真苗はちょっと迷って、

「耳貸して」

グイと引っ張り、言った。

「修平君、、、、」

修平、、、、確か、今年の夏に来た転入生じゃん?

「時枝修平、、、、だっけ?」

真っ赤な顔で頷く。

「ふぅ~ん」

あたしはニヤニヤと笑う。

「うわっ!何よ気持ち悪いなぁ!!」

真苗は椅子から立ち上がり、「助けてぇぇぇぇ!」と叫ぶ。

「そんなに気持ち悪くないけど?ねぇ、真苗サン??」

「にっ、睨まない、、、、ん?」

真苗はいきなり振り返る。

「何?」



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