こんな生徒会で学校は成り立つのか…
「誰か来るの?」

「小鳥遊と谷、それと生徒会長。」

「じゃあ私御飯作ってくるね?」

「どうつながった?」

「こう、キュピーンと…」

「お前説明下手だな。」

「なっ!?しちゅ…失礼な!」

噛んだ。おもいっきり噛んだ。

「噛んだな。」

「うるしゃ…煩いよ!」

「はは。バカが居る。⑨だ。」

「バカって言う方が馬鹿なんだからね?このバカ!」

「お前もいったな。」

「うぅ…お兄ちゃんのバカ!」

「また言ってるぞ。」

俺が切れてるのを察してか、明るくしようとしてくれている風。

…コイツに気遣いさせるなんて俺は兄貴失格だな。

「まぁいいや、中入ろ?」

「そうするか。」

そのおかげか、少し冷静になった。

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