こんな生徒会で学校は成り立つのか…
「あ、しまった。学校に連絡入れるの忘れてた。」

「さっさとしときなさい!」

鈴に怒られ小学校に連絡を入れる。

今日はそのまま家に帰ってもらって構わない、カバンだけ取りに来てくれらしい。

「ちょっと俺空のカバン取ってくるわ。」

「え~?お兄ちゃん、風がいこうか?」

「ん?でも、1人だと危なくね?」

「そんなことないよ?」

「…あたしが付いて行ってあげるわ。」

「や、鈴。ただでさえも協力してもらったしな。」

「いいわ。行くの。」

「鈴さん。でも…」

「いいの。行きましょ?」

鈴がマジで優しい。

「じゃあ、悪いけど任せるわ。風も、先生に謝っといてくれるか?」

「了解。」

なんてできた妹。

もう一匹はいつ帰ってくるやら…。
< 122 / 163 >

この作品をシェア

pagetop