こんな生徒会で学校は成り立つのか…
「出来たぞ~」

声をかけると風が走ってくる。

「今日も良いわんこだぁ。ありがと~。空~空のは可愛いニャンコだよ~!」

めっちゃイイ笑顔でお礼を言ってから空を呼んでいる。

ちょこちょこと走ってやってきた空は、俺の顔色を伺ってからオムライスを見る。

ニャンコ好きの空はふわりと笑顔を浮かべてくれた。

うん。空も風も笑顔でいてくれたほうがうれしいもんだな。

「よし。風も空も運ぶの手伝ってくれるよな?」

「「うんっ!」」

「自分たちの運んでくれよ。」

「「はぁい!」」

笑顔で運んで行く。

転ばないかだけが心配だが、まぁ平気だと信じて。

手近にあった、鈴と小鳥遊のオムライスを机まで運ぶ。

「「次は~?」」

「おぉ~、じゃあ、風は翔さんの。空は俺の運んでくれ。」

「「はぁい!」」

2人にオムライスを渡し、今回の自信作、谷の分を自分で運ぶ。

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