こんな生徒会で学校は成り立つのか…
「くっ…何故だ…?俺の中指が疼く…」

中指が疼いて仕方ないので手を握り締めようとする。

が、中指だけが立っている。

そしてなぜかその手を鈴に向けたくて仕方がない。

ので、向けてみた。

「…調子乗ってんの?」

「いや、純粋に腹が立っただけだ。」

「それ位の事で中指立てないでくれる?」

嫌そうな表情を浮かべて俺の方にジト目を向けてくる。

「腹が立ったのだから仕方あるまいて。」

「作者みたいな話し方すんじゃないわよ。その中指…へし折ってやろうかしら。」

お前の発想のほうが作者よりだよ。と思いつつも、突っ込んだら確実に持って行かれる。

「ちくしょう。返せよ、たった2本の中指なんだ…っ!」

「まだ持っていて無いわ。」

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