こんな生徒会で学校は成り立つのか…
「…時間」
千鶴の言葉に反応し、恐る恐るケータイで時間を確認する。

「…うそん」
そこに移された素敵な数字
『8:45』

「2日目から遅刻です…」
「確認を怠っていました。」
「…谷が言い訳してくれてるといいな」
「…怒られる」
みんなで焦り出したんだが…

約1名。
…ま、こいつだからな
「ふふふ。2日目から3人も遅刻者出すなんて、あいつの首飛んだらいいのに」
担任の首を、別の意味で心配している馬鹿がいた。

「…言い訳、どうする?」
「素直にいったら…確実に怒られるね」
小鳥遊と千鶴が真面目に考えている。

「あ…鈴が我儘言ってみんなで連れてきました。ってどうよ」
これなら担任に通じるだろ。
< 79 / 163 >

この作品をシェア

pagetop