Lovers
─カテキョ当日


ピンポーン

私は二階にいる

少しでも勉強してるように見せたかった為、勉強机の棚にいつもは床に置きっぱなしの教科書を並べた


ガチャ…

どうやら母がでたようだ

「お邪魔します」

微かに家庭教師の声が聞こえる

私はなぜか身を潜めて待っていた


すると私を呼ぶ母の声

「麻奈美〜先生来たわよ〜」


…よしっ!


私は初めて人に会うような…
不安で、
期待もありながら

階段を降りていった



 
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