地味男子
パパ? ママ?
前田君たちと仲良くなってから1週間がたった。
「「キャーーーーっ」」
2階中に女子の黄色い声が響く。
「何この声!?」
「うるさいよぉっ!!」
花とピリピリしているとその声の根源があたしたちの教室に来た。
「柴乃ちょっといい?」
「へっ? …なんだ祐磨…」
「俺じゃ悪いかよ…」
祐磨に引っ張られて廊下に出ると鋭い女子の視線。
まぁ…あたしもギャルだし慣れてるけど…。
「朝さ、母さんから連絡あって今日2人とも帰ってくるって。 早めに帰ってこいよ?」
「わかったぁ」
「よし。 いい子♪」
そう言ってあたしの頭をガシガシなでる。
「あのさぁ…一応、姉なんだけど…?」
「妹みたいだな」
「ほっとけ!! 晩御飯抜いてやるぞ!!」
「へー、いいよ。柴乃の分奪い取るから」
ぷぅ…っ
いくら弟だからって力は敵わないもん…。
あたしの負け。
「はいはい。 じゃぁ、もう行きなよ」
「へーい」
二カッと笑うともう一度頭をなでてから去って行った。
「「キャーーーーっ」」
2階中に女子の黄色い声が響く。
「何この声!?」
「うるさいよぉっ!!」
花とピリピリしているとその声の根源があたしたちの教室に来た。
「柴乃ちょっといい?」
「へっ? …なんだ祐磨…」
「俺じゃ悪いかよ…」
祐磨に引っ張られて廊下に出ると鋭い女子の視線。
まぁ…あたしもギャルだし慣れてるけど…。
「朝さ、母さんから連絡あって今日2人とも帰ってくるって。 早めに帰ってこいよ?」
「わかったぁ」
「よし。 いい子♪」
そう言ってあたしの頭をガシガシなでる。
「あのさぁ…一応、姉なんだけど…?」
「妹みたいだな」
「ほっとけ!! 晩御飯抜いてやるぞ!!」
「へー、いいよ。柴乃の分奪い取るから」
ぷぅ…っ
いくら弟だからって力は敵わないもん…。
あたしの負け。
「はいはい。 じゃぁ、もう行きなよ」
「へーい」
二カッと笑うともう一度頭をなでてから去って行った。