地味男子
「付き合って何カ月なのっ!?」
「…1カ月くらいかな…?」
「へぇ♪」
ママはあたしとのコイバナにウキウキしてる。
「…にしても柴乃? あんた、前よりだいぶ落ち着いたんじゃない?」
「え?」
「前はもっと荒れてなかった? 柴乃が街を歩くとギャルの人は絶対あいさつしてなかったっけ?」
「ひゃぁ!!! ちょっ、潤君に聞こえちゃうじゃない!!」
「あらぁ? 言ってないの? …そりゃそうよね…」
…実はあたし…有名なギャル。
いつの間にかギャルの世界では有名人になっちゃったらしい。
街を歩くと、
「柴乃さん!! おはようございます!!」
「あっ、柴乃さんだよ!! あいさつしなきゃ」
とかいう声が聞こえてくるようになった。
だから潤君とはあまり街に出たくないんだよね…デートはしたいけど…。
「柴乃? どうかした?」
「ううんっ、なんでもないよ?」
「そう?」
少し自分のギャルさを恨んだこともある。
だからって金髪は好きだし…ていうかいまさらながら…この髪地毛なんだよね…。
実はママがイギリス人と日本人ののハーフでママは日本で育ってきたから気になって黒に染めたらしいけど…。
この色はママの色だし気に入ってる。
「…1カ月くらいかな…?」
「へぇ♪」
ママはあたしとのコイバナにウキウキしてる。
「…にしても柴乃? あんた、前よりだいぶ落ち着いたんじゃない?」
「え?」
「前はもっと荒れてなかった? 柴乃が街を歩くとギャルの人は絶対あいさつしてなかったっけ?」
「ひゃぁ!!! ちょっ、潤君に聞こえちゃうじゃない!!」
「あらぁ? 言ってないの? …そりゃそうよね…」
…実はあたし…有名なギャル。
いつの間にかギャルの世界では有名人になっちゃったらしい。
街を歩くと、
「柴乃さん!! おはようございます!!」
「あっ、柴乃さんだよ!! あいさつしなきゃ」
とかいう声が聞こえてくるようになった。
だから潤君とはあまり街に出たくないんだよね…デートはしたいけど…。
「柴乃? どうかした?」
「ううんっ、なんでもないよ?」
「そう?」
少し自分のギャルさを恨んだこともある。
だからって金髪は好きだし…ていうかいまさらながら…この髪地毛なんだよね…。
実はママがイギリス人と日本人ののハーフでママは日本で育ってきたから気になって黒に染めたらしいけど…。
この色はママの色だし気に入ってる。