地味男子
よく入学当時は疑われた。
ていうかギャルだったし疑われて仕方ない。
「おい!! 澤田!! 髪を染めるのは2年になってからにしろ!!」
なぜか2年生からはそんなに厳しく目をつけられない学校でして毎日のように染めろ染めろと言われたもんだ。
「これは地毛っていってんでしょ!?」
何回言っても分かってくれなくて…。
結局、ママが証拠を持ってきた。
ママのおじいちゃんの名前を…。
「これでいいでしょうか? 娘にはきちんと教育しております!!」
「…だか…、こんな化粧をしたりスカートを…」
「女子高生としてのそれなりのオシャレですよ!?」
「ま…まぁ…ゴホンッ……多めに見よう…ッ」
ママが撃退させた。
ママの髪だもん。
ママとあたしは血がつながってるって証拠で嬉しかったんだ。
だから染める気はない。
ていうかギャルだったし疑われて仕方ない。
「おい!! 澤田!! 髪を染めるのは2年になってからにしろ!!」
なぜか2年生からはそんなに厳しく目をつけられない学校でして毎日のように染めろ染めろと言われたもんだ。
「これは地毛っていってんでしょ!?」
何回言っても分かってくれなくて…。
結局、ママが証拠を持ってきた。
ママのおじいちゃんの名前を…。
「これでいいでしょうか? 娘にはきちんと教育しております!!」
「…だか…、こんな化粧をしたりスカートを…」
「女子高生としてのそれなりのオシャレですよ!?」
「ま…まぁ…ゴホンッ……多めに見よう…ッ」
ママが撃退させた。
ママの髪だもん。
ママとあたしは血がつながってるって証拠で嬉しかったんだ。
だから染める気はない。