地味男子
 次の日からは本格的に授業が始まる。


 予習しとこうかな…。


 なんて考えだしたらやりたくなってきて、自分の部屋にやる気満々で行った。


「え…ノートないじゃん……。」


 一年生の時のノートは最後まで使っちゃったし……明日いるよね…?


 仕方なくコンビニに行くことにした。


「ちょっとコンビに行ってくるー。」

「え? もう10時回ってるぞ? 危ないって。」

「平気だよ。」

「仕方ないな…俺も行くから」


 来なくてもいいのに……。


 コンビニはここから歩いて10分だよ?


 結局祐磨と一緒に行った。

「何買うの?」

「ノートだよ」

「ふーん…柴乃、メイク落としてるけどいいの?」


 ……メイク?

 あ…。


「ま、誰も知り合いいないよ…たぶん」

「たぶんな」


 しばらくしてついたコンビニは結構混んでる。



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