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惜しくも入賞はできなかった。



大会が終わった後、彼女は泣いていた。
ただ声を殺して・・・・・。




オレはそんな彼女に「よかったよ。」とか「すごかったよ。」というような言葉を繰り返して慰めた。


でも、彼女の様子は変わらず、両手で顔を覆い、小刻みにゆれ、泣いていた。




オレはそんな彼女の頭を黙ってなでてやるしかなかった。