もしも、羽があったなら
チャイムが鳴って
授業の終わりを告げた。

私の名前を呼ぶ声に

私は振り向いた。

作り笑いの仮面をつけて。

私は日常という籠に
ひびをいれないようにしながら。

淡い色の冬空に
後ろ髪を惹かれつつ。
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