キンダン、愛。





「うっ、うるせぇー!とっとと出てけ!」


照れ隠しのために押したのだが

強くやってしまったようだ。


ドンッ、といい音を立てて

花菜は尻もちをついた


やべ・・・


「ごめん、今すぐ出て行くね!」


そう告げて花菜は出て行ってしまった




別に出て行ってほしかった訳ではない。

出来ればもう少し、もう少しだけ

花菜に抱きついていたかった。







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