キンダン、愛。
「・・・は?何言ってんの・・・」
夏樹は驚いた眼で母と私を見る
「貴方の本名は里原 夏樹、私の親友の子よ。だから、私達はもちろん、花菜と血が繋がっていないの。」
「・・・ッ意味っ、分かんねーよっ!!」
「突然でごめんなさい。でも、ずっと隠し続けたいと思っていた訳じゃないわ。言ったら、貴方がそうやってショックを受けそうだったから・・・」
ガタッ
夏樹は席を立ちあがる
「・・・ごめん、頭が重い。部屋で休んでくる」
「夏樹・・・!」
私が夏樹を止めようとした時だった
ガシッ
「花菜、そっとしといてあげて?」
「・・・うん。」