初恋
楽しく喋りながら、食事も終わると、おばあちゃんに呼ばれた



「花優愛ちゃん、ちょっとおいで」



おばあちゃんが廊下に出て手招きしていた



おばあちゃんのもとに行くと、おばあちゃんは長い廊下を歩き始めた




「気に入るかどうか分からないけど…柊城がイルミネーションダメだって言った後、私がお正月誘ってみてよって頼んだのよ(笑)」



廊下を歩きながら話していた



「わざわざありがとうございます」



「いいのよ。私のわがままなんだから」



「いえいえ、…あの、なんてお呼びしたらいいですか?」



「んー……じゃぁ、名前で呼んで貰おうかしら。夢子って名前なの。私。」



振り返ってこちらを見て微笑んだ



「夢子さんですか。素敵な名前ですね」



そう言うと、うふふと笑って、ありがとうと言った



「この部屋にあるの」
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