大切な気持ち
「威琉はそれを聞いて、『俺、未夏に気持ち伝えなきゃ』って言ったのよ」
うそ……そんな………
「私っ…私何も知らなくて……威琉のこと……」
「いいのよ?威琉は未夏ちゃんといれることだけで、幸せだって言ってたから」
だから告白した後
毎日毎日私を誘ってたんだ
「いままで言えなくてごめんね?威琉がドウシテも未夏ちゃんだけには教えるなって……」
「威琉……ごめんね。気づいてあげられなくて…
私が一番近くにいたのにね……
あのね…。威琉?
私、威琉の事好きだよ?
世界で一番あなたが好き。
でもね…威琉。あなたがいないと意味ないの……
起きてくれなきゃ困るの…
ねぇお願いっ…!!
目を覚ましてっ
私を幸せにしてよぉ……」
私は崩れ落ちた
「未夏ちゃんっ
ありがとう。ありがとうっ…」
おばさんは、
私を優しく抱きしめてくれた。