Blue Rose Ship





私は思い切って,解答用紙に『私は左利きだ!』と書いて,前にいるスタッフへと提出した。




結果………………







合格!




やはりな……




こうして,漢字テストは終了した。
Cグループでカンニングが発覚。
A・B・Cのグループを全て合わせて32人が合格した。



私は食堂へ戻ってくると,人が1/10くらいに減っていた。
おそらく……



「みなさん!第一回戦の勝ち上がりおめでとうございます!第二回戦は明日行います。また本日と同じように船内アナウンスが流れますので,アナウンスは注意を払っておきき下さい。」



舞台上にいたテツが言っ た。

彼がそう言うと,舞台の照明が消え食堂に明るさが戻った。




食堂にいる人達はみんな疲れているようだった。

それもそうだろう。今日だけでいろんなことが起きた。



いきなりゲームをやれと言われ,負けたら死という淵に立たされ,漢字テストまで!




正直,私も疲れた。
ご飯を食べることも忘れて,私は今朝スタッフに案内された自分の部屋でゆっくり休もうと思い,疲れた体にもうちょっとで寝られると言い聞かせながら向かった。
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