君とニャンにゃん☆
「写真返せよ」
「写真??」
俺が壁に貼っていたもの
文化祭の時の写真
「お前、棄てなかっただろ??」
あの写真は写りが良かった
優が棄てる訳ない
「解ってたのね」
「あぁ、返せよ」
なかなか気に入っていたりする
―――
昨晩
俺達は一夜を共にした
といっても同じベッドで寝ただけ
純粋に睡眠をとっただけ
彼女は言った
『まだ将来なんて見えない』
『必然的に私は世界で活躍をする』
『どんな場合でも覆すことはできない』
――『離れたくない』