君とニャンにゃん☆



「……雅人??」

「えぇ」



雅人にあげたのか
雅人なら欲しがるだろうな



「不機嫌になるのね」

優は俺を見上げた




「貴方…」
「違う」


俺は優の頭に手を置いた



「昨日言われたことなら覚えてる」





―――



―――



「俺を見てろよ……雅人じゃなくて」

「…貴方、勘違いしてる」



優は俺の腕の中で俺だけを見つめて




「私はいつも貴方しか見ていないわ」



―――



< 130 / 137 >

この作品をシェア

pagetop