君とニャンにゃん☆



ただ相手が雅人であること

それが不安をあおるのだ



身の回りの全ての物は
結局彼しか見なくなる

才能にも溢れた彼は性格も良かった




「写真一枚くらい良いじゃないの」

「…お前ねぇ」



やはり優は
雅人に肩入れしているのだろうか



「彼、寂しいのよ」


……いや、優を信じよう

俺はあそこまで言ってもらったんだから



「寂しい??」

「一人ってそういうものだわ」


優は少し黒い何かをはらんだ
意味深な言葉を漏らす


………



……俺は優の孤独を知っていた



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