君とニャンにゃん☆



初めて会った時は
まだ10にもならなくて

幼いのにあの冷たい目の色





高校生になったばかりだった俺には


衝撃的で魅力的だった








退屈な程に
才能にも環境にも恵まれた俺

惹かれない筈がなかった










だから近くにいた

思春期の彼を刺激しない程度に








俺は兄弟という繋がりが誇らしかった




こいつの痛みも

俺の誇りで絆だった



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