君とニャンにゃん☆



彼をよく知る俺には




転入して来た才色兼備の彼女が

彼の“特別”になるのは確実だった











……でも


俺は汚れた人間らしい







彼女の存在は
喜びにはなり得なかった






俺の興味対象は
半ば彼女に移っていたから





彼の特別を知りたかった

以前の俺ならそう答えただろう




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