君とニャンにゃん☆



階段の上、廊下の先

俺の部屋が見えるよりも早く











「……櫻庭」


優の姿が目に写った




「……何で」

「……わからないわ」


優は俺の方に歩み寄った



「先生に連れて来られたのよ」


先生……

やっぱり雅人とずっといたのか




「優」

自分の声がこんなにも柔らかくて
俺は内心驚いていた



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