君とニャンにゃん☆



「優」


俺は躊躇しなかった



「……さく…」


優の肩に手をかけて

優が名前を呼び終わるよりも先に



その赤に唇を押し付けた





「……んっ…あっ……」


深く、長く

考える暇を与えてはいけない



昨日よりも甘くて乱れた吐息に
俺は気分が良くなった







優の手が俺を押し退ける様に反抗する


非力だ

改めて思う





冷たい壁に優の身体を押し付ける



俺しか見えない様に



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