君とニャンにゃん☆



迷路の様に複雑な道を歩く

気持ちのせいかもしれなかった



軋む階段を踏み締めて
俺は天井を仰ぐ

明かり一つない
孤高の暗闇





廊下からは
少しだけ温もりを感じた

昨日は雪が降ったらしい
湿度が高い気がする



廊下の先の扉の隙間からは
光が漏れていた




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