last letter



「なな!!あったぞ」

「本当?!」

…ぼろぼろになって、ごみ箱から出てきた


「…ありがとう!助かったー」

「待って。それ履くのかよ?」

「他にないじゃん」

「俺の履け」

「いいよっ。悪いし」

「いいから!誰だよこんなことしたの
 お前心当りは?」

「…分かんない」

「とりあえず一緒に教室行こう?」

「…うん」


ぎゅっ

裕があたしの手をつかんだ

「え?」

「あっ。ごめん…
 嫌だった?」

「ううん…いきなりだったから」


裕に引っ張られてあたしたちは教室に向かった
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