キミの声で、
ごめんね?
そう言って奏詩君は申し訳なさそうな顔をした。
『いっ、いえッ!』
あわてる私に、奏詩君はフッと微笑んだ。
「ねーねー奏詩ー。
その子だれー。」
走ってきた彼は少しほっぺたを膨らました。
ぁ、可愛い♪
「うるさいよ。
慌てなくてもいいでしょ…?
えっと、この子は
桜羅 琴音さん。
同じ新入生。
なんか迷子?になってた。」
うぅ……
迷子だなんて言わなくてもよかったのにぃ〜……
「そうだ。
えっと、こっちの明らかに馬鹿そうな金髪が陸。
苗字は覚える必要ないから教えないでおくね?」
『ぁ、はい…』
凄い…
何気にズバズバ言っちゃうんだぁ…
にしても、金髪キレー♪
「おいコラ奏詩!
苗字だって大切なんだからな!
それと!
この金髪はオレの自慢だっ!」
「ハイハイ。
えっと苗字は一応 相模だよ。」
なんだかんだ言って、仲良いんだろうなぁ♪