Honey Brown
「ちょっと、理衣奈?時間考えなさい!まだ朝早いんだから静かにしてよねー」
思わずベッドに顔を突っ込んだ後、お姉ちゃんに注意された。
私、そんなに声大きかった…?
我ながらすごい!!
バシッ
感激してると頭を叩かれた。
もちろんお姉ちゃんに。
「いったぁー。何すんのよー!」
「早く起きたらなら早く朝ごはん食べちゃってよ」
「はーい」
なんか最近お姉ちゃんが厳しいんだよね…
前はあんなに優しかったのに……
一体どうしちゃったの!?
ま、まさか…
前のハンバーグ事件(57ページ参照)のこと、まだ根に持ってるの!?
だったらとんでもないことしちゃったよね…
「り・い・な?」
振り返るとお姉ちゃんが。
「ぎゃああぁあああぁ!」
びっくりして、思わず叫んでしまった。