Honey Brown



「優里ったらひどいんだから…」


そう言って、しぶしぶ玄関を開けた。


すると目に入ったのは、見覚えのないサイズの大きいローファー。


これって…うちの学校のだよね?

誰だろ……


知ってる人かな?


「ただいまー」


元気よくリビングのドアを開けた。


「おかえり、安田さん」


フッと微笑む彼。
思わず目を疑った。


「お、お姉ちゃん!?なんで新井くんが!?」


「あぁ。あのね…―――」






< 48 / 313 >

この作品をシェア

pagetop