Honey Brown
「棗ー!少しは待てよなー!」
そんな会話が聞こえてきたので、少し顔をあげた。
「うっせ。お前が遅ぇだけだろ?」
あれ…?新井くんってこんな人だっけ?
もっと優しくて…紳士的で…
なんか、違うよね?
「出た!俺様棗!」
「んだ、それ」
新井くんは崎本くんを軽く睨むと自分の席へ戻っていった。
な、なんかイメージかなり変わった…
新井くんは俺様紳士なんだね!
1人でうんうんと頷いていると前の席の男の子に笑われた。
…いきなり何よ!