あなたとスキャンダル!
「えっ、ここ、レストラン・・・」
私が動揺して
陸君の方を振り向くと
陸君はニタァと笑って
ネクタイを緩め始めた。
「何・・してるの?」
「・・・僕ね、梓さんが好きなんだ。」
えぇえええー!
イキナリの告白に
戸惑ってしまう私。
もちろん返事はNO。
けど私の気持ちなんか
お構いなしに陸君は続けた。
「梓をね、俺のものにしようと思って・・」
陸君は舌で唇を舐めた。
怖い・・・
こんなの陸君じゃない!
「ビビってんの?
かーわいい・・・!」
陸君はジリジリと
私に詰め寄る。