あなたとスキャンダル!
仕事が終わり
家に帰った。
今日も梓は元気がなくて
帰り際も何にも話さない。
俺は不安だった。
俺がかまってないから
俺が好きって言ってやれないから
俺が元気を失くさせているのか?
「はぁ・・・」
梓はさっきから
溜息ばかりだった。
「梓」
「ん?」
「なんか、あったか?」
梓は俺から目をそらし
こう言った。
「何言ってるの?
何にもないよぉ・・。」
笑っていたけど
目は笑っていなかった。